巨匠型(ISTP)に向いている職業6選|向かない職業と長所短所も解説|MBTI(16パーソナリティ)
16Personalities性格診断テストでの自己分析で、自分に合った職業を選びたいと考える人は多そうです。自己分析を掘り下げて行うと強みや弱みへの理解に繋がり、満足度の高い転職活動を目指せるでしょう。
この記事では、ISTP(巨匠型)の特徴を踏まえた上で適した職業を解説します。
- ISTP(巨匠型)とは?その性格や特徴を解説
- 「ISTP-A」と「ISTP-T」の違いは?
- 「ISTP-A」の特徴
- 「ISTP-T」の特徴
- ①機転が利く
- ②理性的
- ③好奇心旺盛
- ①ストレスを感じやすい
- ②集中力に欠ける
- ③用心深い
- ①論理的思考力を活かせる仕事
- ②実用的な技術を活かせる仕事
- ③一人ひとりに向き合う仕事
- ①繰り返しの作業が多い仕事
- ②人の感情に触れる仕事
- ③細部への注意が必要な仕事
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ISTP(巨匠型)とは?その性格や特徴を解説
ISTP(巨匠型)は人口の5%ほどを占めるタイプであり、具体的な特徴は16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。
- 外向型(E) 内向型(I)
- 感覚型(S) 直感型(N)
- 思考型(T) 感情型(F)
- 判断型(J) 知覚型(P)
ISTPは内向型(I)、感覚型(S)、思考型(T)、知覚型(P)の4つの特徴を持つタイプです。いかなる状況でも冷静な判断が得意で、トラブルが生じても機転を利かせて解決に向かいます。また、好奇心旺盛な側面を持つので、自分が気になるものに対しては考えるよりも先に行動を起こすタイプです。
一見ストレスが少なそうに見えるISTPですが、長期的な集中力には欠ける点や変化に対して慎重に行動する場面も見られます。
参考:NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」
「ISTP-A」と「ISTP-T」の違いは?
ISTPには「ISTP-A」と「ISTP-T」の2種類があり、違いが気になる人も多そうです。それぞれには性格の違いがあり、同じISTPでも若干タイプが異なることを理解しましょう。
「ISTP-A」の特徴
ISTP-Aは「自己主張型」と言われ、以下のような強みと弱みを持ちます。
強み | 弱み |
---|---|
常に自信を持ち、積極的に行動する | 自信過剰で、自己主張が強すぎることがある |
リーダーシップを発揮する | 細かいことに気づけないことがある |
自信に満ち溢れているISTP-Aは、積極性があり主体的に行動を起こすことが得意です。アグレッシブなためリーダーを任されることも多く、周囲に頼られる存在でもあります。
一方で、自信過剰なため周りの人から主張が強すぎると思われることも、少なくありません。目先の目標達成にとらわれ、肝心なポイントを見過ごしてしまう人もいます。
リーダー気質を大切にしつつ、細かいポイントの見落としに気をつけるとISTP-Aの持ち味を活かせるでしょう。
「ISTP-T」の特徴
一方、神経型と言われるISTP-Tには、以下のような特徴があります。
強み | 弱み |
---|---|
人の感情に寄り添える | 周囲からの批判が頭に浮かぶ |
勤勉で目標達成への努力を惜しまない | なかなか行動に移せない |
ISTP-Tは人の心を読み取ることが得意なため、関わる相手は心地よい気分になります。真面目な側面もあるので、周囲から勤勉に思われることも多いでしょう。
ただ、ISTP-Tはもともと敏感気質であるため、本人は生きづらさを感じていることも少なくありません。周囲からの批判が頭に浮かび、やりたいことをなかなか行動に移せないという特徴もあります。
ISTP-Tの繊細さは強みになることもあるので、自分の特性に合った職業を選ぶと高いモチベーションを保ちながら働けるでしょう。
巨匠型(ISTP)の強みを理解しよう
ISTPの全体的な特徴がわかったところで、社会で活かせる強みを知りたいところです。トラブル解決力に優れることや、何事にも興味を持てる側面を理解しましょう。
①機転が利く
ISTPはどのような状況であっても機転が利くため、周りから問題解決能力が高いと評される傾向にあります。社会人として働いていると想定外の出来事に遭遇するタイミングが多く、高い適応力が求められるものです。ISTPは頭の回転が速く、複雑なトラブルであってもフレキシブルに考え対応することができます。パワフルで土壇場に強いタイプなので、職場では主力メンバーとしてレベルの高い仕事を頼まれることも多いでしょう。
②理性的
ISTPはいかなる状況であっても冷静であり、理性的な思考スタイルを好むタイプです。職場において物事をスムーズに進めるには、感情を抑えて客観的な判断が求められる場面が多くあります。ISTPは与えられた情報を筋道を立てて考え、冷静に分析した結果で行動したいと考えるタイプです。チームの中にISTPがいると、万が一最悪の事態が生じても大事に発展することはあまりありません。
③好奇心旺盛
ISTPは好奇心旺盛で、新たなスキルや経験を習得したいという思いが強いタイプです。世の中の出来事に広く関心を持ち、自分にもできそうなことであればすぐに実行に移そうとします。周囲からはフットワークが軽い人と思われている上、楽しそうなことには迷いなく参加するので知り合いにも恵まれるタイプです。興味の幅が広くさまざまなスキルを持っているため、職場での困り事を引き受けることも少なくありません。
ISTP(巨匠型)の弱みを理解しよう
ISTPの強みを理解したところで、弱みについて気になった人も多そうです。思考力が高いために考えすぎてしまうことや、物事が中途半端な状態で終わってしまうところに注意しましょう。
①ストレスを感じやすい
ISTPは頭の回転が速く機転が効く反面、さまざまなことが気になりストレスを感じやすいタイプです。周囲から仕事を頼まれる場面が多く、いくら忙しい状況下でも自分が気づいてしまったことには対処しなければと感じます。自分のキャパシティを超えて働き、いつの間にか多くの仕事を抱え込んでいることも少なくありません。時には情報をシャットダウンし、自分の時間を作るよう心がけるべきでしょう。
②集中力に欠ける
ISTPは新たな物事への好奇心が旺盛な一方で、一つのことへの長期的な集中力には欠ける傾向があります。一つの物事を最後まで極めるよりも、複数のことを同時進行して楽しみたいタイプです。長く続けているうちに飽きてしまい、中途半端なまま新たな刺激に飛びつくことも多々あります。何かを始めると決めたら、あらかじめゴールを決めてから取り組むと中途半端さが解消される可能性があるでしょう。
③用心深い
ISTPはよく考えて行動するため自分の身に起こりうるリスクに気づきやすく、用心深い側面があります。世の中のさまざまなことに好奇心を示しつつも、予測できない状況は苦手でなるべく避けるタイプです。思慮深く周りの様子を見ながら行動するので、新しい環境に慣れるまでに時間がかかります。ただし、仕事において用心深さは良い方向に作用する場合も多いため、そこまでネガティブに考える必要はないでしょう。
ISTP(巨匠型)の強みを活かせる仕事とは?
ISTPの特徴を理解したところで、強みを活かせる職業について知りたいところです。以下のような職業は、ISTPに向いていると言えるでしょう。
- エンジニア
- パイロット
- 美容師
ISTPの理性的で状況変化に強い性格を活かせる職業を、次節から解説します。
①論理的思考力を活かせる仕事
理性的で問題解決能力が高いISTPには、以下のような論理的思考力を活かせる仕事が向いています。
- エンジニア
- 建築士
上記の職業は目的から逆算して細かな工程を踏みながら、モノを完成させる仕事です。クライアントの要望通りにモノを完成させるには、一つの工程が全体に与える影響を理解する必要があります。ISTPの持つ論理的思考力は、物事を筋道立てて考える上記の職業で活かせると考えられるでしょう。
②実用的な技術を活かせる仕事
実践的な問題解決能力を持つISTPには、以下のような専門技術を活かせる仕事が向いています。
- アナリスト
- パイロット
アナリストは市場調査の分析、パイロットは飛行機を操縦する仕事で、どちらも自分が得たスキルをそのまま実務に活かせる仕事です。また、時には応用的な技術や、変則的な状況にもスムーズに対応できる柔軟さが求められます。ISTPが持つ冷静な判断力や、順序立てて物事を考えられるスキルが十分に活かせる職業であると考えられるでしょう。
③一人ひとりに向き合う仕事
ISTPが持つ問題解決能力は、以下のような一人ひとりに向き合う仕事の際にも高いスキルを発揮します。
- 美容師
- 歯科衛生士
上記の仕事は、細かな要望を持つ個人に対して専門スキルを用いて応える職業です。ISTPが持つ問題解決能力は、個々の異なる状況へアドバイスする際にもプラスに作用します。相手が悩んでいる事柄に対し、具体的かつわかりやすいトラブル解決方法を教えてあげることができるでしょう。相手のお悩み解消に繋がる上、個人に寄り添ったアドバイスからISTPにはファンが増える可能性もあります。
弱みから考えるISTP(巨匠型)が避けるべき仕事
理性的かつ好奇心旺盛なISTPには、以下のような職業は向いていない可能性があるでしょう。
- 組み立てラインの作業員
- カウンセラー
- ライター
上記の職業がISTPに向かないと考えられる理由を、次節から詳しく解説します。
①繰り返しの作業が多い仕事
好奇心旺盛なISTPにとって、以下のような繰り返し作業が多い仕事は向いていないと考えられます。
- 事務職
- 組み立てラインの作業員
上記の職業は年間での大体の業務内容が決まっており、ルーティンワークで職場を支える仕事です。新しいもの好きなISTPは、一つの物事への集中力には欠ける傾向があります。ISTPが繰り返し作業の多い仕事に就くと、働くうちに飽きてしまいやりがいを見いだせなくなる可能性があるでしょう。働くことが嫌いになってしまわないように、上記の職業はなるべく避けた方が良いと考えられます。
②人の感情に触れる仕事
用心深く予測できない状況が苦手なISTPにとって、以下のような人の感情に触れる仕事は苦手な可能性があります。
- カウンセラー
- セラピスト
- 保育士
上記の職業は、日々変化する人間の感情に寄り添うことで生活をサポートする仕事です。他人の感情や考えを動かすことはプロでも難しく、相手が変化を起こすまで忍耐が必要な仕事でもあります。物事を理性的に解決したいと考えるISTPにとって、上記の仕事は物事が上手く進まずストレスに感じる可能性があるでしょう。
③細部への注意が必要な仕事
長時間の集中が苦手なISTPにとって、細部への注意が必要な仕事は向いていないと考えられます。
- カウンセラー
- セラピスト
- 保育士
上記の仕事は一つの物事に時間をかけてチェックを行う必要があり、集中力が試される職業です。細かなミスは作品の仕上がりに影響するため、どれほど忙しくても隅から隅まで気を配らならないといけません。ISTPは好奇心旺盛な反面、飽きやすい傾向があり一つの物事への長時間の集中は苦痛な可能性があります。作業時間と休憩タイムを上手く組み合わせ、集中力がなるべく持続するように工夫すると良いでしょう。
ISTP(巨匠型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう
好奇心旺盛で実践的な問題解決能力を持つINFJには、高度な判断を求められる職業が向いています。一方で、ISTPの集中力に欠ける点が業務でのミスに繋がらないように気をつけたいところです。
16Personalities性格診断テストでISTPタイプだった人は、当記事を参考にしながら自分の能力を存分に発揮できる職業選択を行いましょう。
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2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。