マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)とは?取得するメリットや履歴書への書き方も解説
マイクロオフィススペシャリスト試験(MOS試験)について興味はあるけれど、よく知らない。そんな方に向けて、この記事は試験の基本情報から学習方法までをシンプルに解説します。
この記事を読めば、マイクロオフィススペシャリスト試験(MOS試験)に挑戦するための具体的な手順が見えてくるでしょう。
- マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)とは?
- 試験科目
- 試験のレベル
- 受験資格
- 受験方法
- 全国一斉試験
- 随時試験
- 受験料・試験時間
- ①パソコンスキルを客観的に証明できる
- ②就職・転職時に評価される
- ③学習内容が実務に直結
- ④世界に通用する国際資格
- 合格点と合格率
- 必要な勉強時間
- スペシャリストの場合
- エキスパートの場合
- 教材を利用して学習
- スクールや通信講座を利用して学習
- 基本は『正式名称+科目名+称号+合格の順』
- MOSを複数取得している人は一行ずつ記載
- 記載する種類は応募先に合わせる
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マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)とは?
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)とは、いわば「Microsoft Officeの達人」を示す資格です(※1)。この資格は、Word、Excel、PowerPoint、Accessなど、Microsoft Office製品の操作スキルを客観的に評価・認定します。それぞれのソフトウェアを最大限に活用するための知識や技能が問われる試験で、成功裏に合格するとその証として「マイクロオフィススペシャリスト」として認定されます。
MOS試験は非常に認知度が高く、ITに関わる職業を持つ人々だけでなく、一般のビジネスパーソンからも注目されている資格です。これは、Microsoft Officeがビジネス現場で広く利用されているからです。この資格を持つことで、自身のOfficeスキルを明確に示し、他者に対して信頼性を持って仕事ができることを証明できます。
(※1)参考:オデッセイコミュニケーションズ「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」
試験科目
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)は、Microsoft Officeの5つの主要なアプリケーション、すなわちExcel、Word、PowerPoint、Outlook、Accessについての専門知識と技能を測るものです。それぞれの試験は異なるソフトウェアに焦点を当て、その特定のツールの操作スキルと応用能力を認定します。
たとえば、Excel試験ではスプレッドシートの作成、データの操作、関数の使用方法などが問われます。Word試験では、ドキュメントの作成、編集、書式設定などのスキルが必要です。PowerPoint試験ではプレゼンテーションの設計、アニメーションの追加、スライドの配列などがテーマとなります。
一方、Outlook試験ではメールの送受信、カレンダーの管理、連絡先の整理など、日常のオフィス業務に欠かせないスキルが試されます。最後にAccess試験では、データベースの作成、クエリの設計、レポートの生成などのデータ管理スキルが問われるでしょう。
各試験はそれぞれ独立しており、自身のニーズやスキルに応じて受験する科目を選べます。詳細な内容や違いは、以下の表を参照してください。
Word (ワード, 文書作成ソフト) | Word 2019 | Word 2019 | Word 2019 エキスパート |
Word 2016 | Word 2016 | Word 2016 エキスパート | |
Excel (エクセル, 表計算ソフト) | Excel 365 | Excel 365 | ― |
Excel 2019 | Excel 2019 | Excel 2019 エキスパート | |
Excel 2016 | Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート | |
PowerPoint (パワーポイント, プレゼンテーションソフト) | PowerPoint 365 | PowerPoint 365 | ― |
PowerPoint 2019 | PowerPoint 2019 | ― | |
PowerPoint 2016 | PowerPoint 2016 | ― | |
Access (アクセス, データベース管理ソフト) | ― | ― | Access 2019 エキスパート |
Access 2016 | Access 2016 | ― | |
Outlook (アウトルック, 電子メール・情報管理ソフト) | Outlook 2019 | Outlook 2019 | ― |
Outlook 2016 | Outlook 2016 | ― |
注:― は、該当する試験やレベルが存在しないことを示しています。
試験のレベル
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)は、特にWordとExcelについては、使用者のスキルレベルに応じて一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2つのレベルに分かれています。これにより、初級から上級までのさまざまなスキルセットを有する人々が自身の能力を証明する機会を得ることができます。
一般レベルは、そのソフトウェアの基本的な使用方法を理解し、日常的なタスクを効率的に実行できることを証明するものです。一方、上級レベルのエキスパート試験は、より高度な操作や複雑な問題解決に対応できることを証明します。
具体的には、Wordの一般レベルではドキュメント作成や編集、基本的なレイアウト設定などが、上級レベルではマクロの作成や文書の校正、複雑なフォーマットの適用などが求められます。Excelの一般レベルではデータ入力や簡単な関数の利用、基本的なグラフ作成などが、上級レベルでは高度な関数やピボットテーブルの利用、マクロの作成などが求められます。
詳細な内容や違いは、以下の表を参照してください。
Word (文書作成ソフト) | 文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している方 | スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している方 |
Excel (表計算ソフト) | 数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している方 | ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方 |
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の概要
次に、試験の具体的な手続きについて解説します。
受験資格
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の受験資格は基本的に制限されていません。つまり、学生であろうとビジネスパーソンであろうと、自分のスキルを証明したいと思えば誰でも受験することが可能です。
ただし、注意点としては未成年者の場合、親の同意が必要であり、同じ科目を再受験する場合は一定の期間を空けることが求められる場合があります。具体的な詳細は受験を予定しているテストセンターに直接お問い合わせください。
受験方法
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)を受験する方法は2つあります。「全国一斉試験」と「随時試験」です。全国一斉試験は、定期的に開催される試験で、オンラインまたは郵送で申し込むことができます。一方、随時試験は最寄りの試験会場で受験することが可能です。どちらの受験方法でも受験料や試験内容、合格認定証に違いはありません。あなたの都合に合わせて、受験方法を選択することができます。
全国一斉試験
全国一斉試験はマイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)を受験するための方法の一つで、全国の試験会場で毎月1~2回実施されています。試験日は公式サイトで告知されており、申込期限に注意しながらスケジュールを立てることができます。
申込方法は非常にシンプルで、MOSの公式サイト(オデッセイコミュニケーションズ)内にある申込フォームから直接申し込むことが可能です。申込フォームでは、受験する科目や試験レベル、受験会場、受験日時などを選択し、必要な個人情報を入力します。また、オンラインでの申し込みが難しい場合や好みに応じて、郵送での申し込みも受け付けています。申し込みの際には受験料も一緒に支払うことになりますので、ご注意ください。これらの手続きを経て、予約が確定すれば試験の準備に取り組むことができます。
随時試験
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の「随時試験」はその名の通り、受験者が自分の都合に合わせて受験日を設定できる試験方式です。この方式では、特定の試験会場でほとんど毎日試験が実施されています。そのため、自分の生活スケジュールや勉強の進捗に合わせて受験日を選ぶことができます。
しかし、随時試験の申し込み方法や受験可能な期間は試験会場により異なります。一部の試験会場ではオンラインでの申し込みを受け付けている場合もありますが、電話や直接訪問での申し込みを求める場合もあります。また、試験可能な日時や開催頻度も各会場により異なるでしょう。
そのため、随時試験を受ける場合には、まず自分が受験したい試験会場の詳細な情報を事前に確認し、その上で申し込みを行うことが重要です。これにより、自分のライフスタイルに合った受験スケジュールを組むことができます。
受験料・試験時間
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の受験料と試験時間について具体的にご紹介します。一般的に、1科目にかかる受験料は10,780円(税込)、または12,980円(税込)です。試験科目や試験レベルによって、この範囲内で受験料が設定されています。
特筆すべきは、学生は学割が適用される点です。これにより、学生は資格取得をより手軽に進めることが可能となります。詳細な学割の内容は各試験会場や公式ウェブサイトで確認することができます。
そして、MOS試験の試験時間は一律50分です。この制限時間内で、各アプリケーションの実務レベルの操作能力が問われるため、事前の練習や準備が重要となります。実際の試験では、自分がどれだけスムーズに操作を行えるかが問われるため、時間管理を意識した練習を行うことをおすすめします。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)を取得するメリット
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)を取得することには、さまざまなメリットがあります。その中でも特に注目すべき4つのポイントを、以下で紹介します。
①パソコンスキルを客観的に証明できる
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)を取得することで、自身のパソコンスキルを客観的に証明できます。私たちの日々の業務や学業において、WordやExcelなどのマイクロソフトオフィス製品の利用は欠かせません。しかし、それらのスキルをどう評価すれば良いのかは、しばしば曖昧なままになりがちです。
そこでMOS試験の出番です。この資格を持つことで、自分自身のスキルレベルを客観的に示すことが可能となり、自己評価や他人からの評価が一致することで、信頼性が増します。自己啓発の一環として、または自身のスキルをアピールする際の「証」に、この国際的に認知された資格が大いに役立つでしょう。
②就職・転職時に評価される
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の取得は、就職・転職時に大きなアピールポイントとなります。一般的に、事務職などのオフィスワークにおいては、WordやExcelといったマイクロソフトオフィス製品の使い方を理解していることが求められるでしょう。MOS資格を持っていると、それらのスキルを持っていることが明確に証明できます。
事務職への未経験からの挑戦を考えている人にとって、MOS資格は非常に有力な武器になり得ます。その一方で、実務経験を持つ人もMOS資格を取得することで、自身のスキルを更に証明することが可能になります。MOS資格を保持している人は即戦力とみなされ、採用時に大きな評価を受けることが期待できるでしょう。
③学習内容が実務に直結
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の学習内容は、具体的なオフィスワークに直結しています。現代の業界では、ほとんどの職種でパソコン操作が必須です。データ分析から文書作成、プレゼンテーションまで、業務の多くはマイクロソフトのOffice製品を使用して行われています。
MOSの試験では、Word、Excel、PowerPointなどのアプリケーションをどのように活用するか、実務に即した形で問われます。このため、試験を通じて得られる知識や技能は、現場で直接使うことができます。これらのスキルを習得することで、業務効率を上げるだけでなく、新たな業務に対応するための基盤を築くことが可能となるでしょう。
④世界に通用する国際資格
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)は、世界中で認識されている国際資格です。なぜなら、この資格はマイクロソフト自体が公式に認定しているからです。それぞれの試験に合格した人々は、マイクロソフトから「合格認定証」や「デジタル認定証」を授与されます。
この認定証が示すのは、保持者がマイクロソフトOffice製品の知識と技術を持ち、その使用に熟練しているという事実です。マイクロソフトOfficeは世界中の多くの企業で使われていますから、この認定は世界中どこでも通用します。海外での就労や留学などを考えている人にとっても、この資格は大きな強みとなり得ます。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の難易度
MOS試験の難易度は一般的に比較的合格しやすいと言われています。具体的には、「MOSスペシャリスト」の偏差値はおおよそ37~39程度で、一方、「MOSエキスパート」の偏差値は50程度となります。これらは、一般的なIT系資格の難易度と同等のレベルです。ただし、実際の試験結果は、各々のパソコンスキルや事前学習の程度によるため、しっかりと準備をして挑むことが大切です。
合格点と合格率
MOS試験の合格基準は一般的に700点以上、つまり得点率で約70%以上を獲得することです。このハードルは固定されており、試験の内容や難易度に関わらず一貫して適用されます。
一方で、試験の合格率は科目やレベルにより変動します。具体的には、一般レベルの科目の合格率は約80%と高いですが、上級レベル(エキスパート)の科目ではそれが約60%に下がります。これは、エキスパートレベルの試験がより深い知識と熟練した技能を要求するからです。
そのため、試験に挑む際は、自身のスキルレベルに応じた試験を選び、適切な準備をすることが肝心です。
必要な勉強時間
MOS試験の成功には適切な学習時間の確保が必要不可欠です。その具体的な時間は、受験者の既存のスキルレベルや経験、選択する試験科目により異なります。次の節では、「スペシャリストの場合」と「エキスパートの場合」で必要な学習時間について具体的に見ていきましょう。
スペシャリストの場合
MOSスペシャリスト試験は、WordやExcelの基本的な操作スキルを問うものです。パソコンの基本操作が理解でき、WordやExcelに対する知識が全くない初心者の場合、合格するためには約80時間の勉強時間が必要です。これは1日2時間で約1ヶ月間の学習時間を想定しています。
一方、すでにWordやExcelの基本操作を把握している経験者の場合、必要な勉強時間は約半分の40時間とされています。これは1日2時間で約3週間の学習時間を想定しています。経験者でも、一通りの操作を確認し、特に得意でない領域を重点的に学習することが重要です。
エキスパートの場合
MOSエキスパート試験は、WordやExcelの高度な操作スキルを評価します。より深い理解と高度なスキルが必要なため、パソコンの基本操作が理解でき、WordやExcelに対する知識が全くない初心者の場合、合格するためには約160時間の勉強時間が必要です。これは1日4時間で約1ヶ月間の学習時間を想定しています。
一方、既にWordやExcelの基本操作を把握し、スペシャリストレベルの知識を持つ経験者の場合、必要な勉強時間は約80時間とされています。これは一日4時間で約3週間の学習時間を想定しています。より高度な機能に対する理解と操作能力を身につけることが必要です。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の勉強法
MOS試験の勉強法はいくつかありますが、今回は特に「教材を利用して学習」する方法と「スクールや通信講座を利用して学習」する方法について解説していきます。どちらの方法もそれぞれの利点があり、自身の学習スタイルや時間、経済的な状況によって選択します。その中で自分に合った最適な学習法を見つけて、確実に試験対策を進めていきましょう。
教材を利用して学習
教材を活用した自習は、時間や場所に縛られず自分のペースで学べるという大きな利点があります。Excel問題集や対策テキストを用いると、具体的な操作方法や重要なポイントを確実に押さえることができます。
ただし、一人で学習を進めるため、自己管理能力とモチベーションの維持が求められるでしょう。具体的には、週ごとや月ごとの学習計画を立てて、進捗をしっかりと管理することが重要です。また、理解が難しい部分は複数の教材を活用し、理解を深める工夫も必要です。自分の力でしっかりと学習を進め、合格の達成感を味わうことができれば、それは大きな自信につながるでしょう。
スクールや通信講座を利用して学習
スクールや通信講座を利用するという学習方法は、自己学習の難しさを補うための優れた選択肢です。特に、エキスパートの試験には詳細な知識と高度なスキルが求められるため、専門の指導を受けることが一段と重要になります。
スクールでは、経験豊富な講師から直接指導を受けることができ、自分の理解度に合わせて進められるのが特徴です。また、他の学生と一緒に学ぶことで刺激を受け、モチベーションの維持にも役立ちます。
一方、通信講座は自宅で自分のペースで学ぶことができます。合格に必要な知識をまとめたテキストやカリキュラムが提供され、自分の理解度に応じて進めることができます。また、わからない部分があったときや、具体的な質問がある場合でも、サポート体制が整っているため、安心して学ぶことができるでしょう。
自己学習に不安を感じる方や、一定のペースで学習を進めたい方には、スクールや通信講座がおすすめです。
マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)は履歴書にどう書く?
履歴書にマイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の結果を記述する際の基本的なルールと注意点を解説します。主に、以下の3つのポイントを解説します。
基本は『正式名称+科目名+称号+合格の順』
履歴書に記載する際のマイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の基本的な書き方は、まずは『Microsoft Office Specialist』という正式名称を先頭に書きます。これは一見冗長に思えますが、略称の「MOS」だけでは理解しきれない読み手に対する配慮と言えるでしょう。
その後に取得した科目名を記載します。たとえば「Excel 2019」や「Word 2016」といった具体的なバージョンを明記することで、あなたのスキルがどの程度アップデートされているかがわかりやすくなります。
また、称号がある場合はその後に記載します。ただし、一般レベル(スペシャリスト)の場合は科目名の後にレベルの記載は不要です。その理由は、レベルが特に指定されていない場合、一般的には「スペシャリスト」レベルとみなされるためです。
そして最後に「合格」の文字を忘れずに記入します。これで、自分がしっかりとこの資格を取得したという確証を提供することができるでしょう。
MOSを複数取得している人は一行ずつ記載
複数のマイクロオフィススペシャリスト(MOS)の資格を取得した場合、それぞれの資格を一行ずつ丁寧に記載しましょう。あなたがどのようなソフトウェアに精通しているのか、またそのレベルがどれほどのものなのかを明確に伝えるためです。
たとえば「Microsoft Office Specialist Word 2019 スペシャリスト 合格」と「Microsoft Office Specialist Excel 2019 スペシャリスト 合格」のように、それぞれの科目を一行ずつ書きます。
ただし、同じ科目で異なるバージョンを取得した場合には、一つの欄にまとめて書くことも可能です。たとえば「Microsoft Office Specialist Excel 2016・2019 スペシャリスト 合格」といった具体的な書き方で、スペースを節約しながら自身のスキルを具体的に示すことができます。
記載する種類は応募先に合わせる
持っているマイクロオフィススペシャリスト(MOS)の資格が多く、履歴書にすべてを書ききれない場合には、応募先の求めるスキルや職種に応じて、記載する資格を厳選しましょう。
たとえば、求人情報に「Excelスキルが必要」と記載されている場合は、「Microsoft Office Specialist Excel スペシャリスト 合格」のように、Excelの資格を記載すると良いでしょう。また、複数のOfficeソフトウェアのスキルが求められる場合には、それらに対応した資格を選んで記載します。
つまり、自分が保有している資格の中から、応募先の企業が最も評価すると思われるものを選んで記載することがポイントです。そのことにより、あなたが求められるスキルを持っている即戦力であることを強調できます。
あなたのキャリアアップをサポートする、MOS試験への挑戦
本記事を通じて、マイクロオフィススペシャリスト(MOS試験)の概要から試験対策、そして資格取得後の活用法までをご理解いただけたことと思います。MOS試験は、コンピューター操作スキルを証明するための世界共通の国際資格です。そのため、取得すればキャリアアップの一助となるだけでなく、履歴書に書けるアピールポイントともなります。
さまざまな資格が存在する中で、MOSはその手に入れやすさと実用性で非常におすすめの資格です。自分のスキルを客観的に示すことができ、自信へと繋がるでしょう。実際の業務でもすぐに役立てることが可能です。MOS試験に挑戦して、自分のスキルアップとキャリアアップにつなげてみてはいかがでしょうか。
2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。