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経理への転職は難しい?難しいといわれる理由から転職成功のポイントまで解説

栗田 謙人
更新日:2023/09/28

経理への転職を考える際、まずは転職活動が難しいかどうかが気になるものです。この記事では経理への転職の難しさや、就活に向けたポイントを解説しています。最後まで読むと、就活を成功させるために必要な具体的な準備がわかるでしょう。

目次
  • 経理への転職は難しい?
    • 経理経験者にとっての転職の難しさ
    • 経理未経験者にとっての転職の難しさ
  • 経理は転職しやすいと言われる側面もある
    • 経理職に対する需要は常に存在するため
    • 経理職には幅広い業務が存在するため
    • 経理職には特定の資格が必要な場合があるため
  • 未経験から経理転職に成功するためのポイント
    • 簿記2級以上を取得
    • コミュニケーション能力をアピール
    • アルバイトや派遣で経理に関する経験
    • 自分のスキルや経験を活かせる業界
    • 管理部門特化型の転職サイトなどを利用
  • 経理の主な6つの転職先
    • 企業の経理部門
    • 監査法人
    • コンサルティングファーム
    • 金融機関
    • 外資系企業
    • 行政機関・非営利団体
  • ポイントを押さえて未経験からでも経理への転職を成功させよう
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経理への転職は難しい?

経理への転職を考えるとき、転職の難しさを知りたい人は多いでしょう。経理部門の転職は経験者・未経験者どちらにも難しさがあるため、職種ならではの理由を知ることが必要です。

経理経験者にとっての転職の難しさ

経理の転職市場には経験者が多いことから、選考ではさまざまな面を比べられがちです。知識量や、これまでの経験が志望企業にどれだけフィットするかもチェックされます。

また、経理業務は、企業の規模によって仕事の幅が大きく異なるケースが多いです。幅広い知識を求められる場合や、1つの業務に特化したスペシャリストを求めることもあります。経理経験者の転職では、企業が求める人材像や要件を把握することが重要でしょう。

経理未経験者にとっての転職の難しさ

経理では即戦力を求められることが多く、未経験者が不利になるケースは少なくありません。未経験者を募集する求人に積極的に応募し、自身の今までの経歴やスキルをアピールしましょう。経理の知識は資格取得などで補える部分が多いので、率先して学習する姿勢も大事です。

経理は転職しやすいと言われる側面もある

経理の転職には難しさがある反面、ポジティブな側面があることも事実です。企業が必要とする人材にはさまざまあるため、自分に合う転職先を探す姿勢が重要となるでしょう。

経理職に対する需要は常に存在するため

経理は会社のお金を管理する役割であるため、どの会社にも必要なポジションです。企業活動において需要があるので、就活市場での求人も常に一定数存在します。退職で欠員が出る場合や、事業拡大が見込まれるケースでも人員補充として求人が出るでしょう。

経理職には幅広い業務が存在するため

経理職には幅広い業務があり、経理事務や決算業務、財務分析や税務申告など多種多様です。多くの業務の中からどの範囲をどの程度任されるかは、企業によって大きく異なります。特に中小会社では仕事の幅が広く、大企業では1つの業務を専門的に行うことが特徴です。

得意分野や自分に合う業務を見つけられると、経理職へ転職しやすいと考えられます

経理職には特定の資格が必要な場合があるため

経理職の求人で簿記検定2級などが必須条件である場合、就活の前に資格取得しなければなりません。一定期間の学習が必要にはなるものの、一度資格を取れば転職市場で競争力を高めることができます。資格取得はスキルアップに繋がり、経理の実際の業務に活かせることもメリットの一つです。

未経験から経理転職に成功するためのポイント

経理未経験であっても、転職に成功するためのポイントがあったら知りたいものです。今までの職業経験を整理しつつ、スキルアップに取り組むと就活でアピールしやすいでしょう。

簿記2級以上を取得

経理の基本である「仕分け」が出題範囲である簿記2級は、多くの企業が求めるレベルであると言われています。ほかにも会計帳簿の作成など経理実務に生かせる内容や、会社に関わる数字の意味を理解し分析できるレベルです。簿記2級以上を取得できると、経理の基礎が身についていることの1つの証明になるでしょう。

参考:簿記2級が活かせる仕事とは|資格取得のメリットや未経験から経理への転職について解説

コミュニケーション能力をアピール

経理はデスクワークのイメージを持つ人が多そうですが、他部署との連携が求められる部門でもあります。ほかの部署への経理的なアドバイスを、わかりやすく説明してあげる能力が必要です。

また、アドバイスをただ伝えるだけでは実行してもらえないので、円滑な関係を築くための対人スキルも求められます。今までにコミュニケーション能力を発揮した経験があれば、転職で積極的にアピールしましょう。

アルバイトや派遣で経理に関する経験

アルバイトや派遣などで経理業務に携わったことがある人は、経験をアピールしましょう。誰しもが経理経験を持っているわけではないので、部分的にでも担当したことがある場合はアピールポイントになります。

自分のスキルや経験を活かせる業界

経理業務は多岐に渡るので、自分のスキルや経験を活かせる業界を探すことが重要です。商社や製造業、不動産など業界によって求められる経理業務は異なります。経験のある業界は仕事がしやすい場合がある上、面接でのアピールポイントにもなるでしょう。

管理部門特化型の転職サイトなどを利用

管理部に特化した転職サイトを利用すると、自分に適した転職先を見つけられる可能性があります。管理部門の仕事に精通しているスタッフがサポートしてくれるので、ーーな情報を頼りに転職活動ができるでしょう。

経理の主な6つの転職先

経理の経験を積んだ後、能力を活かせる転職先についても知りたいところです。経理として活躍できる業界は幅広い上、さらにスキルアップすることで目指せる仕事もあります。

企業の経理部門

別な会社の経理部門に再就職できるでしょう。中小会社や上場企業、ベンチャーなど、どのような職場でも経理は必要なポジションです。今までの経歴や得意な分野を活かせるような企業を絞り込むことで、転職がスムーズに進むでしょう。

監査法人

監査法人とは企業の会計監査を行う法人のことで、財務諸表や計算書類が適切に作成されているかチェックする職業です。経理を経験しつつ公認会計士の資格を取ることで、監査法人として働ける可能性があります。

コンサルティングファーム

企業の抱える問題を解決に導く、コンサルティングファームとして働ける可能性があります。経理として会社の数字を分析する能力があると、経営戦略や財務的なアドバイスができるでしょう。的確な分析力があれば、クライアントから喜ばれるコンサルタントとして活躍が期待できます。

金融機関

経理職としての経験を生かして、企業や個人のお客さまの資金計画の策定や資産運用などを担当するケースもあるようです。また、融資の際の信用調査が業務に含まれることもあります。

外資系企業

外資系企業に転職するとグローバルなビジネスに関わることが多く、海外出張や留学の機会が増えます。未経験業務があっても、外国語ができる人は就職に有利な可能性があるため、視野に入れておくとよさそうです。

行政機関・非営利団体

行政機関や非営利団体にも経理を担当する部署があるので、経験を活かすことができそうです。経理職から行政機関への再就職は、年収が高くなる傾向があるためハイクラス転職の位置付けと考えられます。一方で非営利団体は助成金での運営上、決算や会計の業務のプロを求められるでしょう。

ポイントを押さえて未経験からでも経理への転職を成功させよう

経験者・未経験者それぞれで感じやすい大変さはあるものの、企業が求めている人材を掴むことが重要です。資格取得などのスキルアップや、企業と自分のマッチ具合を確かめることで経理への転職を成功させましょう。

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株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。