ノウハウ

ISFP(冒険家型)に向いている職業5選|向かない職業と長所短所も解説|MBTI(16パーソナリティ)

栗田 謙人
更新日:2023/12/01

自分の性格を診断し、何が自分に向いている職業なのかを分析することは、職業を選択する際にはとても有効です。性格診断はいくつかありますが、16Personalities性格診断テストをご存じの方も多いと思います。

この記事では16Personalities性格診断テストでISFP(冒険家型)と分類された方に向けて、その性格や特徴、向いている職業について解説していきます。

目次
  • ISFP(冒険家型)の性格の特徴
  • ISFP-AとISFP-Tの違い
    • ISFP-Aの特徴
    • ISFP-Tの特徴
  • ISFP(冒険家型)の長所や魅
    • ①好奇心旺盛
    • ②人気者が多い
    • ③平和主義
    • ④情熱的
  • ISFP(冒険家型)の短所
    • ①計画性がない
    • ②孤立してしまうことがある
    • ③自尊心が揺らぎやすい
  • ISFP(冒険家型)と相性の良い職業
    • ①会社に縛られず自由に働ける仕事
    • ②自分のペースできる仕事
    • ③人を助けたりサポートしたりする仕事
  • ISFP(冒険家型)に不向きな職業
    • ①規則や伝統を押し付けられる仕事
    • ②マネージャー
  • ISFP(冒険家型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう
■おすすめ転職サイト
                      
サイト名 特徴詳細
WARCエージェント ハイクラス×ベンチャー専門転職なら!
取引企業数900社以上
転職後平均年収880万以上
無料登録へ
キャリアインデックス(ハイクラス) 日本最大級の転職サイト
・求人数200万件以上
・有名転職サイトをまとめて利用できる
無料登録へ
ビズリーチ ハイクラス専門転職なら!
・取引企業数23,500社以上
・ヘッドハンターからスカウトが届く
無料登録へ
リクルートエージェント 業界最大数の求人数
・厳選非公開求人21万件(営業・ITなどに強い)
・書類添削や面談対策など専門コンサルタントがフルサポート
無料登録へ

※時間がない方へ・・記事を読む時間が無い方でバックオフィス系の転職を検討中の方は、まずは「WARCエージェント」に無料登録してみましょう!

ISFP(冒険家型)の性格の特徴

ISFPの具体的な特徴は16Personalities性格診断テストに用いる4つの項目から説明できます。

  • 外向型(E) 内向型(I)
  • 感覚型(S) 直感型(N)
  • 思考型(T) 感情型(F)
  • 判断型(J) 知覚型(P)

ISFP(冒険型)とはそのうちの分類の一つで、

  1. I - 内向型(Introversion)
  2. S - 感覚型(Sensation)
  3. F - 感情型(Feeling)
  4. P - 知覚型(Perceiving)

の頭文字をとったものです。

ISFP(冒険型)は従来の型を覆すことを好み、新しい視点を見つけたり、実験したり探求したりすることが大好きです。しかし、自発性に優れるあまり、親しい友人や家族からも「何をしでかすかわからない」としばしば思われがちな性格です。

参考:NERIS Analytics Limited「無料性格診断テスト」

ISFP-AとISFP-Tの違い

16Personalities性格診断テストによるISFP(冒険型)はその名の通り冒険好きで新しいことに挑戦することが特徴ですが、細かく分けるとISFP-AとISFP-Tの2種類に分類されています。

TとAは神経性の要素を表すと考えてください。神経性とは常に否定的な感情を持ちやすいかどうかを示す指標のようなものです。神経性が高ければネガティブ、低ければポジティブな傾向が高いです。

ではそれぞれの特徴を説明していきます。

ISFP-Aの特徴

ISFP-Aの「A」はAssertiveの頭文字を取ったものです。Assertiveは積極的な、とか、断定的な、という意味で、ISFP-Aは「自己主張型」と言われています。

このタイプは神経性が低く、情緒が安定しています。感情の起伏が少なく、自己肯定感も高いのでネガティブになりにくい性格です。一般的に言うポジティブな性格に当てはまります。人の視線をそれほど気にすることもなく、どちらかというと鈍感なので細かいことをあまり気にせず、心配事も少ないタイプです。

否定的な感情を引っ張ることも少ないのでストレスも少なく、安定した生活を送ることができます。

ISFP-Tの特徴

ISFP-Tの「T」はTurbulentの頭文字を取ったものです。Turbulentは荒れ狂う、乱れている、というような意味を持ち、ISFP-Tは「神経型」と言われています。

神経型と言われる通り神経性が高く、神経質で情緒的に不安定であることが多いです。いわゆるネガティブな性格です。否定的な感情を払拭できないことも多いため、人の視線や批判を気にしてしまい、小さなことでも深刻に考えてしまいがちです。

また、些細なことでも自分の責任だと感じてしまうこともあり、自己懐疑的で自己肯定感が低いことが特徴です。ですが、マイナスなことばかりではありません。他人の視線や意見に対して非常に敏感であるため、すぐに人の悩みに気づいたり、マイナスな感情に反応することができます。

人の気持ちが分かるからこそ、人に優しくできることがISFP-Tの長所です。

ISFP(冒険家型)の長所や魅

では次にISFP(冒険家型)の長所や魅力について解説します。ここではISFP-A とISFP-ATに共通する性格を説明していきます。

①好奇心旺盛

冒険家型は好奇心旺盛であり、変化の少ない生活や単調な仕事などのんびりした環境は苦手です。非常に情熱的で、独自の視点で自由な発想をすることができ、自ら行動を起こすことが特徴です。

自分自身で確認、探求する志を持っており、自分でアイデアを生み出し、自分で試してみるというまさに冒険心にあふれた性格です。

想像力が豊かなので科学的な仕事は不向きだと思われがちですが、自由な環境に置かれたときには芸術性にあふれた、人間味に満ちたビジョンを持ち、研究を進められるタイプです。

②人気者が多い

冒険家型は温厚な性格で、いつもリラックスしている傾向にあります。人当たりもいいので誰からも好かれ、人気者が多いです。

また、他人の感情にも敏感で相手の考えを尊重し、調和を重んじます。他人に対して何かを強制するということがなく、「人は人、自分は自分」というスタンスで、人にはそれぞれの生き方があると受け入れる性格です。

③平和主義

冒険家型は他人の感情を理解しようとし、調和を重んじます。そもそも対立することや波風が立つようなことを好まないので、争いごとも最小限に抑えようとします。

もともと穏やかな性格なので、部下や同僚の意見にも親身になって耳を傾けることができます。人にはそれぞれの得意分野があると理解しているので、無茶な命令を押し付けることもなく、穏便に物事を進めることを好みます。

平和主義者なので、人間関係でのトラブルを起こすことはまれといえます。

④情熱的

穏やかな性格のため、内気に見えることもありますが、実は心の中に強烈な情熱を秘めているのも冒険家型の特徴です。

もともとが芸術家気質のため、刺激的なことが大好きです。自分が興味を持ったことに夢中になると、周りが見えなくなるほど熱中してしまいます。

多少のリスクを冒しても物事を推し進めようとする情熱的な原動力を持っており、目標を達成するまで驚くほど粘り強く努力をするため、周囲の人にも良い影響を与えて成果を生み出します。

ISFP(冒険家型)の短所

芸術性に優れ、チャレンジ精神が旺盛なISFP(冒険家型)には長所も多いですが、やはり逆に短所もあるものです。次にISFP(冒険家型)短所について解説していきます。ISFP-A とISFP-ATに共通する性格の説明です。

①計画性がない

好奇心と探求心にあふれ、興味のあることに夢中になるという長所を持っていますが、ほかのことが目に入らなくなるため、長期的なビジョンを立てるのが苦手という面があります。自発的で自由に動くことを好むため、管理されるのが苦手です。

ですからスケジューリングすること自体が苦手ですし、スケジュール通りに行動することにもストレスを感じます。また、スケジュールを立てたとしてもざっくりしすぎて具体的でないことがままあります。

目先の情熱や衝動に左右されてしまうことが多いので、短期集中一点突破は得意としていますが、目先の結果だけに満足してしまい、後になって苦労することも少なくありません。

②孤立してしまうことがある

自由奔放で、型にはまらないことが冒険家型の長所でもありますが、自由を求めるあまり、厳しい規則やルールで縛られることを嫌い、人一倍ストレスを感じます。

自由を制限されることが苦手なので、決まったルールを守れずに、孤立してしまうことがあります。

また、他人の目を気にしないように見えますが、実は他人から注意されたり批判されたりすることを極端に嫌うナイーブな側面を持っています。ストレスがかかったり他人に批判されたりするような状況に陥ると、自ら他人と交流を断ってしまうこともあります。

③自尊心が揺らぎやすい

長所の多い冒険家型ですが、全く向いていない仕事環境もあります。

自由で柔軟な環境を好み、なにかに没頭することを得意としているため、単調で変化のない職場や管理の厳しい仕事環境ではその力を発揮できません。

また、冒険家型は既成概念にとらわれることなく芸術性に富んだ結果を望むため、例えば数値化されるスキルや結果が要求される仕事環境ではその長所を十分に発揮できず、評価が低くなることがあります。

もともとストレスを感じやすい性格なので自分を認めてもらえない環境下では自信を失い、自尊心を削がれてしまいます。

ISFP(冒険家型)と相性の良い職業

ここまで解説してきた長所や短所を踏まえてISFP(冒険家型)に向いている職業をご紹介していきます。冒険家型はクリエイティブ力が活かされ、自分のペースで働ける職業が向いています。

一例として下記のような職業が向いているとされています。

  • アーティスト
  • マーケター
  • 作業療法士

ではISFP(冒険家型)の長所を活かせる職業を解説していきます。

①会社に縛られず自由に働ける仕事

会社に縛られず自由に働ける仕事としては、

  • アーティスト、ミュージシャン
  • デザイナー

などがあります。

ISFP(冒険家型)は芸術家肌であり、情熱家であり、クリエイティブな思考や行動を長所としています。

ですから、会社という概念にとらわれず自由に働けるフリーランスやクリエイターのような仕事が向いています。

例えばアーティストやミュージシャン、写真家など芸術性の高い表現が求められる職業は冒険家型の長所を十分に活かせるはずです。

クリエイティブな仕事には当然努力も必要ですが、努力だけでなく芸術的な資質が要求されますから、強い情熱を持つ冒険家型に適した職業だと言えます。

また、芸術性の高い服飾デザイナー、インテリアデザイナー、グラフィックデザイナーなどクリエイティビティを要求される仕事に高い適性を持っています。

②自分のペースできる仕事

自分のペースでできる仕事として、

  • マーケター

が挙げられます。

マーケティング職は市場分析から始まり、消費者心理を理解して、より多くの商品を開発し、購入させるための戦略を立てる職業です。

ISFP(冒険家型)は感性が鋭く、物事に敏感です。また、人に対する洞察力が高く、仕草や言葉、動作などから人の心理を読み取ることに長けています。

この冒険家型の特徴は、ターゲット層の心理を読み取り、情報を発信することが仕事であるマーケティング職に生かされます。

またマーケターは、商品開発はもちろん、さまざまなキャンペーンやプロモーションなど、クリエイティブな発想力を要求されますし、その企業ならではのユニークな方法を考え出さねばなりません。

数値目標に追いかけられる業務よりも、自分のペースでできる業務であるマーケティング職はISFP(冒険家型)に適した職業だと言えます。

③人を助けたりサポートしたりする仕事

人を助けたりサポートしたりする仕事として、

  • 作業療法士
  • ソーシャルワーカー

が挙げられます。

冒険家型は情熱的で創造性に優れていることが大きな特徴ですが、これは作業療法士に必要とされているスキルです。

個々の患者に対して、身体能力の回復のためのリハビリテーション計画立てたりするのにはクリエイティブな発想が必須です。

また、冒険家型は思いやりに満ちていて、人を助けたりサポートしたりすることも得意です。思いやりや気配りに満ちた問題解決能力に優れているので、作業療法士やソーシャルワーカーなど人のお世話をする医療福祉系の職業はその長所を活かせる職業だと言えます。

ISFP(冒険家型)に不向きな職業

人には向き不向きがありますが、ISFP(冒険家型)に向いていない職業があります。

冒険家型はルーティンワークや制限の多い職業を苦手としますので、そういった職業では長所を活かしきれません。

たとえば、

  • 会計士
  • 弁護士
  • マネージャー職

などです。

ではその理由を説明していきます。

①規則や伝統を押し付けられる仕事

規則や伝統を押し付けられることが苦手な冒険家型は、

  • 会計士
  • 弁護士

には向いていると言い難いです。

冒険家はクリエイティビティを発揮できない単調な仕事は退屈に感じてしまいます。

また、自身の創造性を活かして、オリジナリティのある新しいアイデアを好むため、伝統を重んじる仕事や決まりきった手順を求められる仕事は苦手です。

規則に縛られる職業や厳密さを求められる職業には向いていないのです。なぜならこれらはクリエイティブな能力を生かす職業とは対極にあたるからです。

また、情熱的で短期決戦を得意としますが、長期的なプランを計画通りに進めたり、決まったことを決まった通りにしなければならない職業は避けたほうがよいでしょう。

②マネージャー

マネージメントを不得手とするので、マネージャー職には向いていません。

ISFP(冒険家型)は芸術家肌なので、チームで働くよりも単独で働くほうがその長所を発揮できます。また、デスクワークより熱気のある現場で自ら動くことを好みます。ですから、管理されることも管理することも苦手です。

また、長期的にじっくり取り組む計画を立てたり、それを遂行することも苦手です。また、ストレスを感じやすい性格であるため、マネージャーになるとプレッシャーに押しつぶされ、実力を発揮できなくなる可能性があります。

ISFP(冒険家型)に向いている職業を知って就職活動に生かそう

ISFP(冒険家型)は好奇心旺盛な性格で、芸術性に創造性に優れています。また、情熱的で自ら行動することが得意です。温厚な性格な平和主義者なので、人から好かれる性格です。一方、情熱的であるがゆえに計画性に乏しく、長期的な計画の立案、実行を苦手としています。

また、独創的で型にはまらない長所を持ちますが、逆に伝統に縛られたり制限の多い仕事ではそのスキルを発揮できません。

ISFP(冒険家型)に当てはまる方は、当記事を参考にしていただき、自身の性格や向いている職業を認識して、より自分の力が発揮できるような職業を選んでください。

参考:【保存版】自己分析で利用される16Personalities性格診断テストとは?16タイプについて解説

株式会社WARC HRtech CSマネージャー 栗田 謙人

2021年にSYNCAのカスタマーサクセスとしてWARCにジョイン。コーポレート領域に特化し、求職者の転職支援から企業の採用支援の双方に従事し、BizDevとしても機能の企画立案などに携わる。